大型免許の一発試験合格率
スポンサーリンク
以下にある表は、大型免許(第一種大型自動車免許)試験について統計で公開されているデータをまとめたものです。
平成19年から20年にかけて受験者数が激減している理由は、平成19年6月の道交法の改正によるものです。これにより旧大型免許を受験しようとしていた人の約4分の3が新設された中型免許へと切り替えたようです。
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均受験回数 |
---|---|---|---|---|
平成17年(2005年) | 260579 | 125109 | 48.0% | 2.0回 |
平成18年(2006年) | 282543 | 136250 | 48.2% | 2.0回 |
平成19年(2007年) | 旧法 192738 新法 27419 合計 220157 |
旧法 97153 新法 22204 合計 119357 |
50.4% 80.9% 54.2% |
1.9回 1.2回 1.8回 |
平成20年(2008年) | 58019 | 48640 | 83.8% | 1.1回 |
平成21年(2009年) | 57321 | 49518 | 86.3% | 1.1回 |
平成22年(2010年) | 58441 | 51468 | 88.0% | 1.1回 |
平成23年(2011年) | 60229 | 53573 | 88.9% | 1.1回 |
平成24年(2012年) | 63094 | 56065 | 88.8% | 1.1回 |
平成25年(2013年) | 63276 | 57189 | 90.3% | 1.1回 |
平成26年(2014年) | 64736 | 58918 | 91.0% | 1.1回 |
平成27年(2015年) | 66214 | 50505 | 91.4% | 1.1回 |
一般的には上記のものが大型免許の合格率とされていますが、このデータには様々な条件を抱えた受験者がまとめて計算されています。
例えば、適性試験以外を全て免除された人や、指定自動車教習所(公認自動車教習所)の大型免許課程を卒業した人、運転免許試験場で直接受験する「一発試験」を受験した人などです。
一発試験と自動車教習所に関連するデータだけを取り出すために再計算をしてみました。以下がその結果です。
自動車教習所で大型免許の教習を卒業した人のデータ
下記の表は「合宿免許または自動車教習所で大型免許の教習を卒業した人」のデータです。
運転免許試験場では技能試験が免除となりますから、学科試験のみを受験することになります。すでに普通、中型、二輪、大特等の免許を取得している人は学科試験も免除されますが、その人達も受験者数と合格者数に含まれています。
自動車教習所に関するデータが非公開なため、卒業者の試験場での合格率や教習所内での検定の合格率、退所率などは不明です。
年 | 自動車教習所を 卒業した人 |
自動車教習所を卒業し、運転免許試験場で合格した人 |
---|---|---|
平成17年 (2005年) |
86976 | 87380 |
平成18年 (2006年) |
100151 | 96875 |
平成19年 (2007年) |
85894 | 旧法 72919 新法 15766 合計 88685 |
平成20年 (2008年) |
37217 | 36734 |
平成21年 (2009年) |
38987 | 38515 |
平成22年 (2010年) |
40077 | 40836 |
平成23年 (2011年) |
44317 | 44005 |
平成24年 (2012年) |
46714 | 46671 |
平成25年 (2013年) |
48600 | 48185 |
平成26年 (2014年) |
51337 | 50387 |
平成27年 (2015年) |
52545 | 51848 |
関連ページ:
大型免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
普通免許と中型免許の間に準中型免許が設置される
中型免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
中型免許の一発試験合格率
普通二種免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
普通二種免許のMT・AT免許の取得割合
普通二種免許の一発試験合格率
中型二種免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
中型二種免許の一発試験合格率
大型二種免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
大型二種免許の一発試験合格率
大型免許の一発試験の合格率
次の表は大型免許を一発試験で受験した人のデータです。
運転免許試験場で学科試験と技能試験の両方を受験した人と、学科試験は免除で、技能試験だけを受験した人が含まれています。受験する過程で技能試験を受けていることになり、統計の数値よりも実際の難易度に近いものを表していると思います。
この合格率なら、練習車と場所、路上練習の指導者が確保できる人であれば、教習所よりも一発試験の方が早く安く取得することも可能かもしれません。
※平成19年は新法・旧法を合計しています
※表のデータは試験の難易度に、より近いものを出すためにした概算です。一部のデータ不足により若干の誤差があります。実際には、もう少し高い合格率になると推定されます。
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均受験回数 |
---|---|---|---|---|
平成14年(2002年) | 161729 | 30057 | 18.5% | 5.4回 |
平成15年(2003年) | 150589 | 29345 | 19.4% | 5.1回 |
平成16年(2004年) | 170875 | 33049 | 19.3% | 5.1回 |
平成17年(2005年) | 166393 | 30514 | 18.3% | 5.4回 |
平成18年(2006年) | 174473 | 31456 | 18.0% | 5.5回 |
平成19年(2007年) | 126826 | 23235 | 18.3% | 5.4回 |
平成20年(2008年) | 12717 | 3694 | 29.0% | 3.4回 |
平成21年(2009年) | 10636 | 3305 | 31.0% | 3.2回 |
平成22年(2010年) | 10605 | 2873 | 27.0% | 3.7回 |
平成23年(2011年) | 8732 | 2388 | 27.3% | 3.6回 |
平成24年(2012年) | 10369 | 2664 | 25.7% | 3.9回 |
平成25年(2013年) | 8002 | 2330 | 29.1% | 3.4回 |
平成26年(2014年) | 7180 | 2298 | 32.0% | 3.1回 |
平成27年(2015年) | 7407 | 2395 | 32.3% | 3.1回 |
※平均受験回数は合格率をもとに付け加えたものです