中型免許の一発試験合格率
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中型免許(第一種中型自動車免許)は平成19年(2007年)6月2日に創設された比較的新しい運転免許です。それ以前(平成19年6月1日)までに普通免許を取得していた人には8トン限定という制限のある中型免許が自動的に付与されています。AT普通免許を所持していた人にはAT8トン限定中型免許が付与されています。
これから新規で中型免許を取得する人は、8トン制限無しの中型免許試験を受験することになります。この中型免許試験の合格率として運転免許の統計に掲載されているのが下記のデータです。
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均受験回数 |
---|---|---|---|---|
平成19年(2007年) | 118682 | 117877 | 99.3% | 1.0回 |
平成20年(2008年) | 223298 | 222204 | 99.5% | 1.0回 |
平成21年(2009年) | 230721 | 229501 | 99.4% | 1.0回 |
平成22年(2010年) | 218840 | 217249 | 99.2% | 1.0回 |
平成23年(2011年) | 208502 | 206779 | 99.1% | 1.0回 |
平成24年(2012年) | 212501 | 210569 | 99.0% | 1.0回 |
平成25年(2013年) | 209270 | 207211 | 99.0% | 1.0回 |
平成26年(2014年) | 203303 | 201246 | 98.9% | 1.0回 |
平成27年(2015年) | 206071 | 203936 | 99.0% | 1.0回 |
やたらと高い合格率ですが、その理由は受験者の多くが特定失効者と呼ばれる人達だからです。特定失効とは運転免許期限切れで失効した場合に、失効日からの経過日数によって学科試験や技能試験が免除される制度のことです。
つまり「受験=合格」ということになります(適性試験はあります)。この制度による受験者も受験者数と合格者数に含まれているので高い合格率となっているのです。
また、このデータには一発試験受験者なども含まれているため、余分なデータを除外することで各受験者ごとのもう少し詳細な状況を知ることができます。その結果は以下の通りです。
指定自動車教習所で中型免許教習を卒業した人のデータ
次の表は「指定自動車教習所(合宿免許を含む)で中型免許の教習課程を卒業した人」と、「卒業後に運転免許試験場で合格した人」のデータです。
自動車教習所に関するデータが非公開なため、卒業者の試験場での合格率や退学率、技能検定の合格率などは不明です。
年 | 中型免許教習を 卒業した人 |
中型免許教習を卒業し、運転免許試験場で合格した人 |
---|---|---|
平成19年 (2007年) |
352 | 226 |
平成20年 (2008年) |
832 | 962 |
平成21年 (2009年) |
1657 | 1782 |
平成22年 (2010年) |
7790 | 7433 |
平成23年 (2011年) |
13453 | 12658 |
平成24年 (2012年) |
18945 | 18543 |
平成25年 (2013年) |
24631 | 24269 |
平成26年 (2014年) |
30492 | 29643 |
平成27年 (2015年) |
34481 | 33751 |
※関連ページ:
普通免許と中型免許の間に準中型免許が設置される
中型免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
大型免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
大型免許の一発試験合格率
普通二種免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
普通二種免許のMT・AT免許の取得割合
普通二種免許の一発試験合格率
中型二種免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合
中型二種免許の一発試験合格率
中型免許の一発試験の合格率
中型免許を取得する際に「運転免許試験場で学科試験と技能試験の両方を受験した人」と、「運転免許試験場で学科は免除され技能試験だけを受験した人」を一発試験の受験者として扱い、データを抽出してみました。つまり試験場で技能試験に挑戦した人達です。
以下がその結果ですが、この合格率であれば一発試験で挑戦してみてもいいかな、と思える数字ではないでしょうか?
※表のデータは試験の難易度に、より近いものを出すためにした概算です。一部のデータが不足しており若干の誤差があります。実際には、もう少し高い合格率になると思います。
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均受験回数 |
---|---|---|---|---|
平成19年 (2007年) |
295 | 164 | 55.5% | 1.8回 |
平成20年 (2008年) |
536 | 243 | 45.3% | 2.2回 |
平成21年 (2009年) |
683 | 324 | 47.4% | 2.1回 |
平成22年 (2010年) |
1459 | 547 | 37.4% | 2.6回 |
平成23年 (2011年) |
1304 | 632 | 48.4% | 2.0回 |
平成24年 (2012年) |
3718 | 838 | 22.5% | 4.4回 |
平成25年 (2013年) |
2553 | 855 | 33.5% | 3.0回 |
平成26年 (2014年) |
2206 | 861 | 39.0% | 2.6回 |
平成27年 (2015年) |
2340 | 935 | 40.0% | 2.5回 |
※平均受験回数は合格率をもとに付け加えたものです