府中試験場、鮫洲試験場で練習ができる「コース開放」
スポンサーリンク
府中試験場と鮫洲試験場では、一発試験の仮免・本免技能試験が行われていない土曜日と祝日に、練習場所として試験場内のコースを開放しています。
※鮫洲試験場でのコース開放は庁舎改築等で中止されていましたが、2017年4月8日(土曜日)より再開されることになりました。予約の受付は4月3日(月曜日)から始まります。
コース開放を利用できるのは、東京都に住所があり年齢が18歳以上の人です。普通免許の一発試験受験者だけでなく、運転が不慣れ、苦手なので練習したいという人も利用が可能です。
実際に利用しているのは、ほぼ全て届出教習所などの業者とその教習生で、一般の人はあまりいないのですが利用することはできます。
両試験場のコースは広いですし車両台数の制限もありますから、一部の場所を除いて混み合うこと無く走ることができ、とても快適に練習ができます。ですから、「運転が苦手だ」、「好きになれない」という人こそ利用してみると良いと思います。
コースを走れる車種は準中型貨物車、普通乗用車とバイク(大型二輪、普通二輪、原付)のみで、車両は自分で持ち込むことになっています。試験場で車を貸し出すようなことはしていません。
持ち込む車両の条件ついては、補助ミラーとか補助ブレーキの設置が必要だとか、そういうものありませんから「普通」のままで大丈夫です。
ただし、コースでは様々な技能レベルの人が練習していますので、万が一の為に、特に運転に自信がない人はベテランの人に付き添いをお願いしたり、何らかの安全装置などを設置しておくのが無難です。
運転免許を取得するために練習するわけですから、無免許(仮免許が無い人も)の人も練習することができます。乗用車の場合は条件として、助手席に運転免許を取得し3年以上を経過した人を同乗させることが必須となっています。
この年数は免許を取得してからの経過年数であり、運転経験年数ではありません。免許さえ取得していれば、いわゆるペーパードライバーでも良いということになっています。
二輪の場合は、練習に使用する車両を運転できる免許を所持していることが条件で、こちらも車両は自分で用意します。
受験の際にするような装備が必要で、長袖と長ズボン、手袋、ヘルメット、それから「運転するのに適した靴」(いわゆるくるぶしが隠れる靴)を持ち込みます。
コース開放の時間と予約について
練習時間は下記の通りです。
時限 | 時間割 |
---|---|
1時限目 | 9:45~10:45 |
2時限目 | 11:15~12:15 |
3時限目 | 13:30~14:30 |
4時限目 | 15:00~16:00 |
コース開放の利用には予約が必要で、月曜から金曜の午前8時30分から午後5時まで、電話でのみで受け付けています。
1日に1人1時限分しか取れませんが、複数の日に予約を取ることは出来ます。例えば、来週の土曜日に1時限目を予約して、再来週の土曜日に3時限目の予約を取るということが可能です。
予約は府中試験場の場合、1時限に25台(25人分)で締め切りとなっているので1日で100台です。1ヶ月先まで予約は取ることが可能です。
そんなに殺到するものでもなく、1ヶ月先なら希望の時限も普通に取れます。1~3週間ぐらい先ではさすがに予約は埋まっていて、キャンセル待ちになると思います。キャンセルで空きが出来たかを確認するのも電話ですが、ほとんど取得できる機会は無いようです。
これも府中試験場の場合ですが、集合場所へは試験場正門の西側にあるもう一つの門から入って行きます。到着すると既に届出教習所など一発試験の教習業者の車が多数駐車していますから、その辺りの後ろに取り敢えず止めておけば大丈夫です。
始まれば皆すぐにスタートしますので、変な場所にとめて進路を妨害しないように注意が必要です。すぐ近くの1階建ての平屋が集合場所で、そこに開始時刻の30分前に到着しておきます。そこで予約者の名前を告げてコース使用料と、傷害保険加入のための保険料を支払います。
コースの使用料は1時限2000円、傷害保険料が200円です。免許を取るために練習している人が多い故か、事故も多発しているようで保険加入も必要になっているみたいです。
しばらくしてコース開放を利用する際の注意事項の説明が始まります。説明が終われば開始時刻前でも練習を始められるので、予定の1時間よりは少しだけ長く練習することが出来ると思います。と言っても、わずか数分です。でも1分もあれば外周を回れますから、練習する方の立場になるとそれでもけっこう嬉しいものです。