一発試験ロードマップ

仮免技能試験のポイント

スポンサーリンク

仮免技能試験(場内コース)において、テキストに載っていない、あるいは少し忘れがちなチェックポイントです。

挨拶と返事はしっかりと

試験を始める時はしっかりと挨拶をし、「どこどこを右折して」などと指示されたら返事をしましょう。挨拶や返事をされて不快にはなりませんし、聞こえているのかがわかります。それに運転に精一杯で返事をする余裕もないと思われるかもしれませんから。

話しかける必要はありませんが、試験官(検定員)に余裕を感じさせるような運転をするのが大切です。

安全確認していることを伝える

発進前の準備の段階でルームミラーを調整する時は、運転するときの正しい姿勢をとったまま「左手」で調整します。

例え位置を動かす必要がなくとも左手をミラーに添えて調整・確認するよう(確認しているのが伝わるよう)にして下さい。右手で確認しては位置がずれてしまう可能性があります。出発後(走行中)にミラーを直すと減点されます。

左右のドアミラーの調整が必要なことはまずありませんが、正しい位置であるか必ず確認をしておきます。

安全確認は少し大げさに

右折・左折をする時に安全確認のためミラーを見る時や目視をする時は、目だけ動かしていたら試験官にはわかりませんので、頭ごと動かして「ミラー見てますよ」というのが伝わるようにします。

試験官からの指定速度(50kmに加速するなど)を出した後、減速を開始する直前にも可能であればミラーで後方確認します。

又、普通に直進走行中であっても、時々ミラーで後方確認をしておきます。やり過ぎは「脇見運転」となり減点ですから、程々にすることが大切です。

試験走行(ならし運転)

発進してから試験走行ができる区間があるときは、ギアの具合やアクセルとブレーキの硬さや反応を試しておきます。同じ車種であっても車両ごとに微妙に異なります。

道順は何度も確認できる

指示された道順を間違えたり、あるいは道順を聞きなおすことによる減点はありませんので、落ち着いて試験を受けて下さい。

メリハリのある運転が大切

試験場内のコースはそれほど広いものではありませんが、それでも加速不良は減点となりますので、短い距離でも加速できるところは加速し、徐行しなければならない所は徐行して走るようにします。

カーブの手前で減速を完了しておく

カーブ(一般的にはコースの外周にある緩やかなカーブのことです)の手前までに適切な速度に落としておきます。カーブ内を走行中にブレーキを踏むと減速がしっかり出来ていなかったことになり「速度速すぎ」として20点減点されます。

S字型とクランク型でできる切り返しの回数

S字型もクランク型も、それぞれ一回の切り返しは認められているので、減点にはなりません。しかし、2回目をすると1回目の点数(5点)が適用されて、合わせて10点の減点となります。3回では計15点の減点です。そして同一場所で4回の切り返しをすると通過不能と判断され試験中止となります。

つまり、S字型とクランク型の「入口から出口までの間」に、それぞれ3回まで切り返しが出来るということになります。

切り返しでも安全確認

S型とクランク型の切り返しでも、バックする際は必ず目視による後方の安全確認をします。これは切り返しの度にする必要があり、忘れると10点の減点です。これは切り返しによる減点(5点)よりも大きいですから注意が必要です。

交差点の信号が黄色になりそうだったら

黄色信号になりそうだから早く通過してしまおうと交差点の前から速度を上げると安全進行違反となって減点です。黄色信号に変わり、停止線で安全に止まれそうなら止まり、急ブレーキをかけなければ止まれない時は通過するようにします。

※黄色信号で停止線を超えて停止した場合の処置については本免技能試験のポイントを見て下さい。

停止線を超えるよりは手前で停止するほうが良い

「止まれ」の標識など一時停止指定場所にある停止線では必ず「手前」で停車するようにします。当然の事ですが、タイヤではなく、車のボディの「先端」が停止線を超えないようにします。

少しでも超えた場合は危険行為の「指定場所不停止」となるため一発で試験中止です。停止線のすぐ直前で停車するのが一番良いのですが、おおむね2m以内であれば減点はされないので、車両感覚がつかめなくて停止線を超えてしまいそうだという人は、余裕を持って停車した方が良いと思います。

停止線からおおむね2m以上離れて停車した場合は5点の減点です。

ポールと発着場での停止位置

コースでは発着点の路端からおおむね30cm以内に停車をします。また、ポール等の目標物のおおむね前後30cm以内に停車します。採点基準に「おおむね」と明記してますから、ピッタリでなくても良いということです。

降車する時にはエンジンを切り、必ずミラーと目視で後方を確認してから降りるようにして下さい。降りてドアを閉めるまで試験官は採点します。