誰でも使える貸しコース、貸し練習車を利用する
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貸しコースについて
一発試験の受験者や運転の苦手な人などを対象に、運転練習専用のコースを貸している所が少ないながらも存在しています。
一般的には「貸しコース」、「運転練習場」、「自動車練習場」などと呼ばれている所で、届出教習所(特定届出教習所)が貸しコースを兼ねて営業している場合もあります。
貸しコースでは仮免技能試験での課題が練習できるようにするため、踏み切り、S字、クランク型、坂道、信号、縦列駐車・方向変換のスペースなどが設置されています。ただし、指定自動車教習所とは違い、練習コースの設置基準を満たす必要が無いため、信号が青、赤、黄色へは変わらず点滅しているだけであったり、全体的にコースが小さくて加速可能な直線が短かいということもあります。そのようなコースを利用する場合でも自分の工夫次第で必要な練習はできると思います。
一発試験の受験者には縁の無い指定自動車教習所(公認自動車教習所)でも、夜間の営業後などに一般の人に向けてコースを時間貸ししている所もわずかにですが存在します。
いずれの貸しコースも免許取得のために運転練習をする所ですから、免許取消になった人や無免許(仮免許も所持していない)の人でも練習することが可能です。ただし、免許取得3年以上の人を助手席に乗せるなど条件がありますので注意して下さい。
助手席に乗ってもらう人を見つけられない、あるいはついでに教習を受けながら練習したという場合は、上述した届出教習所を利用するのがお勧めです。
コースの利用料金は50分~1時間の単位で2000円ぐらいが相場です。
貸し練習車について
練習車については自分の車を持ち込み出来る所がほとんどです。補助ブレーキや補助ミラーの付いた練習車両を貸し出している所もあるので、車の無い人でも練習することが可能です。こちらも合わせて利用すると更に2000~4000円ぐらいかかります。
車を借りるならレンタカーということが頭に浮かびますが、無免許、仮免許の人は借りることはできないので、練習車は必然的に貸しコースのものを利用するか、家族・知人の車を借りる(保険には気を付ける)、あるいは上記の届出教習所やその他の個人教習所を利用することになると思います。
貸しコースが空いているのは良いことか?
小さい貸しコース場の場合、練習車両が増えるとコース内で渋滞となりスムーズに練習できなくなったり、あるいは入場制限がかかることがあります。場所によって異なりますが、早朝や昼食時間、夜遅くには少し空いていることが多いと思います。
空いていると、試験課題の1つ「決められた指定速度への加速」の練習もしやすく、気分よく運転練習もできるでしょう。逆に他の車両がまったく走っていないというのもどうかと思います。つまり空き過ぎていることです。
仮免技能試験では試験場内コースを他の試験車両が走っている中で行います(人口の多い都市部の試験場は特に多い)。本免技能試験では一般道路を走ることから、当然、多くの車が走っている中を走行することになります。ですから、他の練習車両が数台走っている中で練習する方が試験中の他の車両との距離のとり方や、優先道路での判断、出会い頭などの対応などを学ぶのに都合が良い状況だと思います。